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2023年1月1日現在のトルコ海洋汚染罰金

News & Insights 11 January 2023

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当クラブは2022年1月6日、トルコ環境法(1983年制定)第20条(第2871号法律)に基づいてトルコ海域で発生した汚染に関連する罰金のレベルについて報告しました (本ページ下部にある関連ニュース記事をご参照ください)。

Man on yellow ladder

当クラブは2022年1月6日、トルコ環境法(1983年制定)第20条(第2871号法律)に基づいてトルコ海域で発生した汚染に関連する罰金のレベルについて報告しました (本ページ下部にある関連ニュース記事をご参照ください)。 

2023年の罰金率 (以下に記載) がこの度公開され、2023年1月 1日から適用されます。 罰金率は2022年と比較して約122%と大幅に増加しています。

トルコ環境法(1983年制定)第20条(第2871号法律)は、石油製品、有害水バラスト、廃棄物、生活雑排水の海上流出など、トルコ海域で汚染を引き起こしている船舶は地方自治体から課せられる罰金の対象となることを定めています。罰金のレベルは、汚染物質の量に関係なく船舶総トン数(GT)を参照して計算されます。

以下は、第20条に基づくさまざまなカテゴリーと船舶サイズの2023年の料金です。

i)タンカーによる石油製品の海上排出:

  • 1,000総トン以下の船舶–1総トン当たり2,009.85トルコリラ
  • 1,000総トンから5,000総トンまでの船舶(全て込み)-上記金額に加え1総トン当たり502.48ルコリラ
  • 5,000総トンを超える船舶–上記の金額に加え1総トン当たり50.53トルコリラ 


ii)タンカーによる有害水バラストの海上流出

  • 1,000総トン以下の船舶–1総トン当たり336.18トルコリラ
  • 1,000総トンから5,000総トンまでの船舶(全て込み)-上記金額に加え1総トン当たり73.05ルコリラ
  • 5,000総トンを超える船舶–上記の金額に加え1総トン当たり11.59トルコリラ 


iii)船舶による石油製品ならびに有害水バラストの海上流出:

  • 1,000総トン以下の船舶–1総トン当たり1,004.92トルコリラ
  • 1,000総トンから5,000総トンまでの船舶(全て込み)-上記金額に加え1総トン当たり200.99ルコリラ
  • 5,000総トンを超える船舶–上記の金額に加え1総トン当たり50.23トルコリラ


iv) 船舶から排出される生活汚物、廃棄物、生活雑排水、洗浄水など:

  • 1,000総トン以下の船舶–1総トン当たり502.48トルコリラ
  • 1,000総トンから5,000総トンまでの船舶(全て込み)-上記金額に加え1総トン当たり100.50ルコリラ
  • 5,000総トンを超える船舶–上記の金額に加え1総トン当たり50.23トルコリラ


罰金が30日以内に支払われた場合、罰金総額が25%軽減される可能性があります。 罰金がメンバーに通知された日から30日以内にトルコ行政裁判所に異議申立をした場合、罰金について上訴することが可能です。 ただし、罰金は引き続き支払う必要があり、軽減された場合は30日以内に支払いを済ませる必要があります。 支払いと異議申立の詳細に関しては、当クラブの記事『トルコに注目:2022年1月1日現在の海洋汚染罰金』をご参照ください。 

勧告

上記の観点より、トルコ海域でのバラスティング(バラストタンク内に海水を注水)やデバラスティング(バラスト水の排水)作業は一般に許可されていますが、メンバーの皆様には可能であればトルコ領海でこういった作業を避けることをお勧めします。 海域が汚染されている可能性があると地方当局が疑う場合、水事態は汚染されていないことが確認されていても措置および罰金が科せられる可能性があります。 バラスティングまたはデバラスティングが避けられない場合、細心の注意を払い、乗組員がオーバーフローを注意深く監視することを徹底してください。 また、トルコ海域に停泊中または通過中のデッキと船舶上部構造の清掃と洗浄、生活汚物、食品廃棄物または貨物の残留物の海上投棄、ハッチカバーのテスト、生活雑排水の海上排出を避けることをお勧めします。

問題が発生した際は早期介入が重要であるため、メンバーの皆様には、損失を軽減して可能な範囲の中で最良の結果を導き出すためにも、汚染に関する事件が発生した場合はできるだけ速やかに当クラブに通知することをお勧めします。

詳細については、特派員KalimbassierisおよびErsoy Bilgehan法律事務所から発行されたアラートをご確認ください。 

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