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ウクライナ情勢:メンバーと船員へのサポート

News & Insights 31 March 2022

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ロシアとウクライナの間の情勢は、海運業界、世界貿易、船主、用船者、さらには船員に深刻な影響を及ぼします。

Man with safety helmet on deck

全体の10.5%を占めるウクライナ出身船員、そして4%にあたるロシア出身船員にとっては、この影響はさらに深く感じられるものです(BIMCO(ボルチック国際海運協議会)2021年)。船員とその家族は直接戦争に巻き込まれ、重大な危険と困難に直面しています。船内では、特に連絡が途絶えてしまい海上で通信チャネルを再確立する方法がない場合、家族の安否が大きく気遣われます。このパンデミックの間の乗組員交代に関する不確実な状況に、大切な人への連絡方法不足が相まって、船員たちの心の健康は限界点にまで達しています。

スタンダードクラブのウクライナワーキンググループ

この紛争を受けて、クレーム、保険引受、リスク、コンプライアンス、制裁、および財務の代表者からなるワーキンググループがスタンダードクラブ内に設立されました。この内部チームは、ロシアとともにウクライナの情勢変化とメンバーへの潜在的影響を監視します。

メンバーと保険仲立人は、保険カバー、制裁、ロスプリベンション(リスクの排除)に関して通常のクラブ連絡先に問い合わせることをお勧めします。ワーキンググループは、これらの問い合わせへの回答の記録および調整を行い、メンバーおよび保険中立人に専門的知識と安心を提供します。

ウクライナ紛争に関する最新ニュース、洞察、制裁措置の更新につきましては、スタンダードクラブウェブサイトのニュースページの 専用トピック「ウクライナ/ロシア」でもご覧いただけます。

船員の幸福に対するスタンダードクラブの継続的な取り組み

スタンダードクラブは船員の心の健康への影響を注意深く監視しています。ワーキンググループが提供するサポートに加え、当クラブはクラブのウェブサイトに特設した Seafarer Wellbeingのページ において、船員の心身の健康、社会的幸福のケアに焦点を当てたさまざまなリソースを提供しています。特に、船内配置向けに考案された2019年に受賞歴のある「船員の心の健康ポスター」では、海上での個人および乗組員の健康を大切にする方法についてアドバイスを共有しています。

メンバーと船員への慈善支援

スタンダードクラブは、現在のような厳しい状況に不可欠である船員の心身の健康をサポートしようとする価値あるはたらきに貢献するために、慈善団体パートナーとの協力を続けています。以下の組織は、ウクライナでの紛争に対応するために船員が利用できる専用サポートを提供しています。

1.国際船員の福祉および支援ネットワーク(ISWAN)

SeafarerHelpを介して、ウクライナの危機の影響を受けた船員または船員の家族は精神的サポートを受けることができます。ISWANは年中無休24時間利用できる多言語対応無料ヘルプラインです。SeafarerHelpチームは、悩みがある、または話し相手が必要である船員やその家族に耳を傾けるために年中無休で応対しています。連絡先詳細およびライブチャットについては、 www.seafarerhelp.orgをご参照ください。

また、ISWANは「Seafarers International Relief Fund」を代理して新しいウクライナ危機支援基金(Ukraine Crisis Support Fund)を管理しています。ウクライナ危機支援基金は、ウクライナ危機の影響を受け緊急かつ急を要する財政支援を必要としている船員とその家族のための少額の助成金です。医療費、家賃、生活費、子供たちの教育支援などの費用に役立つために1回限り最大500米ドルの助成金を利用できます。ウクライナ危機の直接的な結果として船員が死亡した場合、近親者は最大1,000米ドルの補償を受けることができます。個人の船員はウクライナ危機支援基金に申請することはできません。船員を中心とする組織(海事福祉慈善団体、海事組合、港湾福祉委員会、船舶管理会社、または船員配乗代理業者を含む)が船員または家族に代わって申請する必要があります。詳細については、ISWANのウェブサイト: www.seafarerswelfare.org/relief-funds/ukraine-crisis-support-fundをご参照ください。

ウクライナで発生している出来事に影響を受けている、または憂慮している船員は、以下のサービスとリンクにてサポートと情報をご参照ください。

  • ISWAN for Seafarersアプリ:GooglePlayまたはAppStoreからダウンロード

船員は、ボタンを押すだけでISWANの24時間ヘルプラインSeafarerHelpからサポートにアクセスできるISWAN for Seafarersアプリをダウンロードできます。また、このアプリはセルフヘルプ心の健康ガイドを含む、ISWANの心身の健康リソースすべてにオフラインでアクセスできます。

国際クリスチャン海事協会(ICMA)によるオンラインメッセンジャーサービスは、港湾所属牧師と話をしたい船員とその家族の両者向けに24時間の総合的で精神面におけるサポートを提供します。

  • ウクライナ船員、港湾労働者およびその家族のための専用ヘルプライン:電話+48 789869377

すべてのポーランド海事労働組合を含むFOC、およびPOCキャンペーンでのポーランド海事調整委員会ITF(国際運輸労連)関連団体は、特にウクライナの船員、港湾労働者、その家族向け専用電話番号を作成しました。ポーランド海事労働組合代表者は1日24時間・週7日体制で働いています。

詳細については、ISWANウェブサイト専用ウクライナエリア- ウクライナ危機| SeafarerHelpをご覧ください

 2.ミッション・トゥー・シーフェアラーズ (MtS)

ミッション・トゥー・シーフェアラーズ(MtS)のグローバル事業は200以上の港と50か国にまたがっています。最前線の牧師による訪船活動を通して、ウクライナ危機に巻き込まれた人々に特別なケアと時間を提供しています。追加資金が盛り込まれた無料SIMカードとMiFiユニットは、ウクライナや周辺国に家族がいて連絡を取る必要のある全ての船舶乗組員が利用できます。

MtSは、 Crewhelp@mtsmail.org または24時間年中無休の牧師ケアサービスへのMtSチャットを介して心の支えおよび精神的な支援を提供するデジタル機能を備えています。

MtSは、特に海上にいる船員が家にいる家族をサポートすることができないと無力さを感じるトラウマの対処方法について、英語とウクライナ語でガイドを作成しました。これは最前線のスタッフから配布されています。

ミッション・トゥー・シーファーラーズは、ウクライナ船員とその家族に経済的支援を提供するため、全ての海事慈善団体間の協力体制である「Seafarers International Relief Fund」のメンバーです。さらに、MtSはサマリア人の基金を運営していますが、緊急の要求に対応するために2倍の規模に膨れ上がっています。

3.海の星の聖母(Stella Maris=ステラマリス)

世界的な海事ネットワークであるステラマリスは、ウクライナでの戦争の影響を受けた船員に実質的かつ牧会的ケアを提供しています。ステラマリスでは、自宅で家族や友人の安全を案じているウクライナ船員の悩みに耳を傾け、英国港湾で船舶への定期的訪問の一環としてウクライナ船員がテレホンカードとデータSIMを無料で利用できるよう手配しています。

また、専属牧師は、契約期間を終えて長期的雇用の見通しを心配している多くのウクライナ船員に実質的支援と心の支えを提供してきました。

ステラマリスのウクライナ局長およびオデッサ港湾牧師であるOleksandr Smerechynskyy神父は、訪船活動をするRostyslavと共に、現地教会や援助機関と連携し、都市住民に精神的なケアを提供しながら、緊急物資や医薬品の船舶への配達を手配しています。

Alex神父はウクライナ船員とその家族のために毎週日曜日の福音書の朗読と内省ビデオの録画を開始しました。録画動画はステラマリスのソーシャルメディアチャンネルで共有されます。

ステラマリスは、国際海事機関による船員の安全と安心を確保し、より大規模な政治的および軍事的危機の巻き添えの犠牲となるようなことがあってはならないという呼びかけを全面的に支持しています。

ステラマリス、この危機に巻き込まれた全ての船員の安全、適切な上陸許可証、および私たちの福祉サービスへのアクセスを確実に利用できるように全ての政府に要請します。」

ステラマリスの 祈りのサービス の録画はオンラインで閲覧できます。ステラマリスとそのサービスの詳細については ウェブサイトをご覧ください。 

4.船員協会

紛争が始まって以来、船員協会の牧師と港湾奉仕活動チームは、Wi-Fiユニットの配布やテレホンカードを提供することで、船員が家族に電話をかけれるよう支援してきました。 ウクライナの状況が急速に悪化しているため、船員協会はこの危機の影響を受けた船員を支援しています。実施されている追加対策は次のとおりです。

  • 船員とその家族に向けた緊急助成金に利用できる資金を増やし、
  • 危機対応ネットワーク(CRN)にリソースを提供するために、より訓練されたスタッフを招集し、
  • ヘルプラインへのより多くの要請に応じれるようにキャパシティを増加 および、
  • 危機の影響を受けた船員と家族を支援するための専用ピアサポートグループを設立。

船主が利用できるサービス

ウクライナ船員とロシア船員/運航業者だけでなく影響を受けるすべての人に焦点が合わせられています。船員協会は、以下の手配を支援するために運航業者が利用できる特定サービスを提供しています。

  • 船員協会に牧師がいる港湾への訪船を予約することで、影響を受けた船員と会うことができるようにします
  • ウクライナ人乗組員がいる船舶への船舶通話の設定(1対1またはグループ通話として手配)

ピアサポートグループは、以前に「海上での船員の心身の健康」トレーニングの一環として開発された船員協会プログラムに基づいています。 ピアサポートグループは以下の方法で機能します。

  • 船員はWhatsAppリンク(下記)に参加できます。 
  • ログインすると、スタッフは個人的に会って迎え入れ、国籍、参加理由、必要とする具体的支援を尋ねます。 また、危機対応ネットワーク (CRN)連絡先の詳細も提供されます。
  • その後、ユーザーは、国籍に応じて、ウクライナ語、ロシア語、または一般グループのいずれかに割り当てられます。
  • グループは政治的ではありませんが、感情的、肉体的にも精神的にも船員をサポートし、お互いをサポートできる方法に焦点を当てています。
  • 安全防護対策に関する懸念、またはCRNチームからの支援が必要な場合は、船員協会が報告し、それに応じて上位レベルの処理事項として取り扱います。 

ピアサポートチャットへのアクセス https://chat.whatsapp.com/Ims2jwNK2LXLPA8Q9XCVIS

ウクライナ・アピール

船員協会は、この危機の影響を受けたすべての船員に追加支援を可能にするために資金調達に向けた呼びかけを発表しました。詳細については、彼らの ウェブサイトを参照してください。

       1. The International Seafarers’ Welfare and Assistance Network (ISWAN)

Emotional support is available to any seafarer or seafarer’s family who have been affected by the crisis in Ukraine via SeafarerHelp. This free, 24-hour, multilingual helpline is operated by the International Seafarers’ Welfare and Assistance Network (ISWAN). The SeafarerHelp team is available 7 days a week to offer a listening ear to any seafarer or family member who is worried or needs someone to talk to. Contact details and Live Chat can be found at www.seafarerhelp.org.

ISWAN is also managing the new Ukraine Crisis Support Fund on behalf of the Seafarers International Relief Fund. The Ukraine Crisis Support Fund is a small grants fund for seafarers and their families who have been impacted by the Ukraine crisis and need immediate and urgent financial support. One-time financial grants of up to US$500 are available to help with expenses including medical, rent, living costs, or educational support for children. Compensation of up to US$1,000 is available to next of kin if a seafarer has died as a direct consequence of the Ukraine crisis. Individual seafarers cannot apply to the Ukraine Crisis Support Fund – seafarer-centred organisations (including maritime welfare charities, maritime unions, port welfare committees, ship management companies or manning agents) must apply on a seafarer’s or family’s behalf. More information can be found on ISWAN’s website: www.seafarerswelfare.org/relief-funds/ukraine-crisis-support-fund.

Seafarers affected or concerned by what is happening in Ukraine can find support and information via the services and links listed below.

  • ISWAN for Seafarers app: Download via Google Play or the App Store

Seafarers can download the ISWAN for Seafarers app for access to support from ISWAN's 24-hour helplines SeafarerHelp at the touch of a button. The app also offers offline access to all of ISWAN's mental and physical health resources, including self-help mental wellbeing guides.

An online messenger service by the International Christian Maritime Association (ICMA), providing 24-hour holistic and spiritual support both for seafarers and their families wishing to speak to a port chaplain.

  • Dedicated helpline for Ukrainian seafarers, dockers and their families: Call +48 789 869 377

The Polish Coordinating Committee of Maritime ITF Affiliates on FOC and POC campaigns, including all Polish Maritime Trade Unions, has created this phone number dedicated especially for Ukrainian seafarers, dockers and their families. The representatives of Polish Maritime Trade Unions work 24 hours per day and 7 days per week.

For more information visit the dedicated Ukraine area on ISWAN Website - Ukraine crisis | SeafarerHelp

       2. The Mission to Seafarers (MtS)

The Mission to Seafarers (MtS) global operation stretches across 200 ports and 50 countries. Frontline Chaplains and ship visitors are providing special care and time to those caught up in the Ukrainian crisis. Free SIM cards and MiFi units, loaded with additional funds are available to any ship’s crew who have family in Ukraine or surrounding countries and need to get in touch with them.

MtS is on hand in a digital capacity to provide emotional and spiritual assistance via Crewhelp@mtsmail.org or MtS Chat to a Chaplain service which is manned 24/7.

MtS has produced a guide in English and Ukrainian on how to manage trauma, especially at sea when seafarers feel even more helpless to support their families at home, which is being handed out via frontline staff.

The Mission to Seafarers is a member of the Seafarers International Relief Fund, which is a collaboration between all the maritime charities, to provide financial support to Ukrainian seafarers and their families. In addition, MtS operates a Samaritan’s fund which has been doubled in size to accommodate urgent needs.

           3. Stella Maris

    A global maritime network, Stella Maris is providing practical and pastoral support to seafarers affected by the war in Ukraine. Recognising the anguish of Ukrainian seafarers who are anxious about the safety of their family and friends at home, Stella Maris is making phone cards and data SIMs available to Ukrainian seafarers free of charge as part of their regular visits to vessels in UK ports.

    Stella Maris chaplains have also been providing practical and emotional support to many Ukrainian seafarers who are worried about their long-term employment prospects once they finish their contracts.

    Fr Oleksandr Smerechynskyy, Stella Maris Ukraine national director and Odessa port chaplain along with ship visitor Rostyslav, are liaising with local churches and aid agencies to arrange delivery of emergency provisions and medicines to ships while providing spiritual care for the city's population.

    Fr Alex has begun recording weekly Sunday Gospel reading and reflection videos for Ukrainian seafarers and their families. The recordings are shared on Stella Maris social media channels.

    Stella Maris fully supports the call by the International Maritime Organization to ensure that seafarers are safe and secure, and that they must not be collateral victims in a larger political and military crisis.

    Stella Maris urges all governments to ensure the safety of all seafarers caught up in this crisis, their entitlement to adequate shore leave and their access to our welfare services.”

    A recording of Stella Maris' prayer service is available online. More information about Stella Maris and their services can be found on their website

           4. Sailors' Society

    Since the conflict started, Sailors’ Society chaplains and port outreach team have been helping seafarers to phone home, by giving out Wi-Fi units and providing phone cards. As the situation in Ukraine has quickly escalated, Sailors’ Society are providing support for seafarers affected by this crisis. The additional measures in place include:

    • Increasing the funds available for emergency grants for seafarers and their families,
    • Drafting in more trained staff to resource their Crisis Response Network (CRN),
    • Increasing capacity to be able to respond to more calls to their helpline and,
    • Setting up a dedicated peer support groups to assist crisis affected seafarers and families.

    Services available to Shipowners

    Focus is not only on Ukrainian and Russian seafarers/operators, but anyone who is affected. Sailors’ Society have specific services available to operators to assist with arrangements of:

    • Booking ship visits to ports where Sailors’ Society have chaplains, so they can meet with affected seafarers
    • Setting up ship connect calls to vessels with Ukrainian crew (arranged as 1-to-1 or group calls)

    Peer support groups build on a programme Sailors’ Society previously developed as part of their ‘Wellness at Sea’ training. Peer support groups work in the following way:

    • Seafarers can join the WhatsApp link (below). 
    • Once logged in, staff will meet and greet them personally, ask their nationality, their reason for joining, and specific assistance required. They are also provided with the CRN contact details.
    • Users are then allocated to either a Ukrainian, Russian or general group, according to nationality.
    • The groups are NOT political but focus on how they can support one another, supporting seafarers emotionally, physically, and spiritually.
    • Any concerns in terms of safeguarding or where assistance from their CRN team is required, Sailors’ Society reports and escalates accordingly. 

    Access the peer Support chat https://chat.whatsapp.com/Ims2jwNK2LXLPA8Q9XCVIS

    Ukrainian Appeal

    Sailors’ Society has launched an appeal to raise funds to enable additional support for all seafarers affected by this crisis - you can find details on their website.

    カテゴリ: Loss Prevention, Ukraine / Russia

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