船員幸福度指数 (SHI) 2022年第2四半期の結果が過去の報告に比べて改善

船員幸福度指数(SHI)2022年第2四半期の結果は、新型コロナウイルスの世界的大流行とロシア・ウクライナの政治的緊張状態が反映された船員の幸福度の尺度となっています。そのような中、この四半期では、全体の評価が前四半期の5.85から7.21/10へと大幅に上昇し、楽観的見解が増加する記録を示しているのは喜ばしい状況です。

2022年6月の海事労働条約 (MLC) 改正において、海上におけるインターネットへの接続が一括して提供される可能性が出てきたことを受けて、船員の間での楽観的見解に大きな影響がもたらされたとみられています。

船員が「海上勤務時の家族との連絡手段に満足しているか」という問いに対しては、満足度が前四半期の 6.39から7.44/10に上昇しました。

海上勤務時のインターネット接続性と大切な人への連絡に関する問題は、この調査では常に注目のトピックとなっています。今四半期での回答は、MLCの提案する改善点が前向きに受け止められた事実を反映していますが、同時に関連コストとクオリティに関する懸念も伴っています。

「インターネットアクセスを必須にすると言うこと自体は簡単ですが、問題は利用するのにいくらかかるのか、そしてWifiの接続クオリティはどの程度なのかというところです...果たして今の状況から改善されることになるのかどうか…いずれ分かるとは思いますけど。」

当クラブは今後、第２四半期の結果を分析し、船員の現状とその影響を把握していきます。引き続き当ページにご注目ください。

スタンダードクラブのロスプリベンション部門は、船員の福祉向上のために尽力しています。その実践の証しとして、当クラブは乗組員の健康と乗組員交代に関するネプチューン宣言に署名しており、さらにミッション・トゥー・シーフェアラーズによる報告書である船員の幸福度指数も後援しています。

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