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プレス記事:「気が散る対象が多すぎる」業界の専門家が「無菌」操舵室の長所と短所を議論

News & Insights 29 November 2022

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船員に対して最新のニュースや安全情報を常に把握するためのサポートをする目的として、ミッション・トゥー・シーフェアラーズが発行する「The Sea」の最新版内にある「無菌操舵室」に関するエピソードをポッドキャスト「Alongside」で深く掘り下げてみましょう。

プレス記事:「気が散る対象が多すぎる」業界の専門家が「無菌」操舵室の長所と短所を議論

技術の進歩により、飛行機の操縦時に人間よりも自動化されたシステムに頼ることが多くなりました。しかし、操縦を担当する者が普段以上に集中しなければならない状況も存在するのも確かです。

それが無菌操縦室です。操縦桿を握る人間は、目の前のタスクに直接関係のない会話は避けなければなりません。

これを船舶にどのように適用していくのか、この分野における専門家が海運業界と航空業界からの代表者を交えて概説しています。

スタンダードクラブのポッドキャスト「Alongside」では、元空軍・民間パイロットのPatrick Browne氏は、「無菌操縦席」の機能について説明しています。

「これは1981年にFAAが導入した概念です」とBrown氏は語り、「予防することができたとされる死亡事故の前例を踏まえて、10,000フィート以下を飛行している際には不要の会話はするべきではないとされています」

「その理由は、これはフライトの重要な局面であり、操縦席で不要不急の会話をすることで状況認識力が欠けてしまう可能性があるからです」と続けます。

リスクの高い業界向けにカスタムメイドされた安全訓練・教育システムをグローバルに提供するFlightdeck Safety Initiatives(FSI)を設立したBrowne氏は、米国最大のタンクバージ運航会社でスタンダードクラブの会員でもあるKirby Corporationと協力しています。

Kirby社の船舶運航担当上級副社長Jim Guidry氏は、気を散らす対象を減らすことは航空業界と海運業界の両方に適用できると話します。ただし、いくつか重要な相違点が存在します。

海運業界と比べた際に、航空業界では事故発生時にはより問題が深刻になる可能性が高いため、特に安全対策に対しては最大限の対策を講じています。航空業界は利用者と乗員の心身の健全性確保に関してはパイオニア的存在となっており、安全対策に細心の注意を払うその姿勢は他の業界にもプラスの影響を与えています。

航空業界と海運業界の比較

また、空中を飛行する機体と海上を運行する船舶の比較だけでなく、両業界におけるの運行速度の差も大きな要素となります。タンカー船の運航速度は航空機よりも大幅に遅く、ドック入りには45分から1時間かかることもあります。無菌操舵室対策はこういったプロセスで使用され、安全性に多大な影響を与える可能性を持ちます。

「ブリッジに6人いても、6人全員が6つの異なる考えを持って6つの異なる行動について考えていたら、実は操舵室に1人しかいないのと同じ、もしくはそれ以上に危険なのです」とは同氏の弁です。

無菌の操舵室は、外部要因に対応する際に船舶運航上の役に立ちます。タンカーは、乗組員の乗降や操船をサポートする船舶に、無菌操舵室状況に入るよう要請して注意散漫にならないようすることができます。

無菌操縦席を導入した当初は、いくつかの問題を乗り越える必要がありました。1989年、エア・オンタリオ1363便が離陸後まもなく墜落しました。死者は24名、生存者は45名でしたが、

離陸前に翼に氷が張っているのを確認した乗客2名が客室乗務員の一人に忠告していました。これは、今後の航空業界におけるさらなる透明性の必要を強調しています。

広い外洋水域を航海する大変さは、長距離の国際線フライトに似ているとされますが、国内線は、逆に河川・沿岸の航海に似ています。

ここにきて無菌操舵室は、船舶運航における本質的な階層構造を変えています。

Guidry氏は「人々が発言すること、それに船長が耳を傾けることが必要です」と述べます。

航海において発生した過去の問題を真剣に分析することが、将来的な安全への取り組みを強化する上でも大きな役割を果たすことにつながります。

「スタンダードクラブは、発生頻度は低いものの、IGプーリング内においてほぼ毎回高い数値となる船舶事故に特に焦点を当てています」と、スタンダードクラブのロス・プリベンションのディレクターであるYves Vandenborn氏は述べています。

「これらの船舶事故を分析すると、注意散漫や不十分なブリッジ・リソース・マネジメントなど、根本的な人的ミスが明らかになります。確かに、航空業界はまったく別の業界ですが、教訓をいくつか学ぶことができます。滅菌操舵室は商船の安全な航行を改善できるアプローチの1つであると考えています。」

「情報はどこからでも入ってくる」ということを責任者に周知徹底させるためのトレーニングに重点が移っています。業界全体を見ても、事件や事故の60~80%は人的影響によって引き起こされています。つまり、乗組員は全員が一丸となって人的ミスに対処することが求められているのです。

また、スタンダードクラブのポッドキャスト 「Alongside」シリーズでは、当クラブの専門家や海事分野の特別ゲストによる、海事業界のニュースやトピックに関する示唆に富んだディスカッションを取り上げています。 

今回の第2四半期版の全ての記事へのアクセス、および各四半期の新聞をメール受信するためのサインアップはこちらから可能です: www.missiontoseafarers.org/the-sea

カテゴリー: Loss Prevention

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