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オーストラリアにおける生物付着管理要件の更新について

News & Insights 27 April 2022

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最近、クラブは2022年6月15日から発効するオーストラリアにおける生物付着管理要件に関する ニュース記事 を発表しました。オーストラリア農業水資源環境省(DAWE)との話し合いを受けて、Intertanko(国際独立タンカー船主協会)は環境に関する広報誌2022年7月号を配布し、差し迫る要件に関する以下の最新情報を発表しています。

Asian ship crew on oil tanker

最近、クラブは2022年6月15日から発効するオーストラリアにおける生物付着管理要件に関する ニュース記事 を発表しました。オーストラリア農業水資源環境省との話し合いを受けて、Intertanko(国際独立タンカー船主協会)は環境に関する広報誌2022年7月号を配布し、差し迫る要件に関する以下の最新情報を提供しました。

1. 2022年6月15日からの新しい生物付着管理要件の重要な側面は到着前の報告となり、これは船舶が積極的な生物付着管理措置について省に通知することを要求するものです。2022年6月15日から、Maritime Arrivals Reporting System(MARS)を通じて提出される既存の到着前報告(PAR)は、物付着管理実践に関する一連の必須質問を含む形で更新されます。船舶は、以下に示す容認された生物付着管理実践の3種類いずれかに準拠している場合、生物付着に関して受ける介入が最小限になります。

  • 効果的な生物付着管理計画の実施
  • オーストラリア領海に到着する直前30日以内にすべての生物付着が除去済
  • 省によって事前承認された代替の生物付着管理方法の実施

これらの実践方法のいずれかを適用していない船舶は、オーストラリアへの入港が自動的に阻止されるわけではありませんが、省が船舶の生物付着に関連するバイオセキュリティ上の初期評価を行い、そのリスク管理に必要となる可能性のある介入を決定できるよう細かな質問を受けることになります。

2.国際海事機関(IMO)のガイドラインに基づく生物付着管理計画書を備え置いた船舶は、オーストラリアに到着する直前30日以内に船体の水中検査および洗浄を実施する必要はありません。IMOガイドラインは生物付着管理計画の作成を通知するために使用できます。ただし、同省は海運業界と協力して上記計画の質を向上させる意向です。

3.船舶が効果的な生物付着管理計画を実施している場合、船舶管理者はオーストラリア到着前の報告要件が簡単であり、ほとんどの場合において、省による介入水準は必要最低限であることが見込まれます。

4.農業水資源環境省はバイオセキュリティリスクを管理し、バイオセキュリティ担当員が合理的な理由で、船舶が生物付着に関連する容認不可能なバイオセキュリティリスクを引き起こす可能性があると疑う場合に、必要な行動を起こす権限を持っています。船舶は、詳細な質問を受け、文書による評価の対象となり、船舶の生物付着に伴うバイオセキュリティリスクに関連する指示が発令される場合があります。

5. 同省は2022年6月15日から2023年12月15日まで、オーストラリア生物付着管理要件に関するコンプライアンスと船舶運航者からのより深い理解を得ることを目的として教育優先アプローチを取ります。このアプローチには、効果的に生物付着を管理していると見なされるために必要な、生物付着管理計画に盛り込むべき事柄に関するガイダンスが含まれます。

6.現在、オーストラリア生物付着管理要件は、公表前にオーストラリア国内の主要なステークホルダーとの事前協議を行っています。要件は2022年5月初旬に公開される予定です。

カテゴリ: Loss Prevention, Pollution

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